CKEditorで画像サイズの指定を変更。

2015.01.12 / Notes

CKEditorの編集画面で画像を挿入すると、デフォルトでは画像のサイズをStyle属性にて指定されます。

通常の使用では特に影響はありませんが、レスポンシブデザインの場合、画面サイズに合わせて画像が縮小表示するように、CSSで次のように記述することがあります。

ですがStyle属性でサイズを指定してある場合そちらの方が優先されますので、CSSの設定では期待通りに画像を表示することができません。

 

CKEditorで編集の際にStyle属性ではなく、従来のwidth、height属性で画像サイズを指定するには、CKEditorの「Enhanced Image」というプラグインをインストールすることで実現することができます。
このプラグインを有効にするためには、次の依存するプラグインも併せてインストールする必要があります。

「Dialog」「Clipboard」については標準で入っていますので、残りの2つを「ckeditor/plugins」ディレクトリに入れます。
その上で設定ファイル「ckeditor/config.js」内に次の一行を追加します。

DrupalでCKEditorを利用している場合、環境設定のCKEditorの設定にある「高度なオプション」に上記を記述することもできます。

jQueryでスワイプ操作のイベントを取得。

2015.01.06 / Labs

jQueryを使ってスマートフォン、タブレットでのスワイプ操作をTouchイベントから取得する方法です。
サンプルはこちら

上記はスワイプの開始(スクリーンにタッチ)からスワイプの終了(スクリーンから離れる)までの座標の距離を測定して、左右の方向を取得するだけの非常にシンプルなものです。
確認のために、方向によってスワイプ対象DIVの背景色を変えるようにしています。

Drupal 8のテンプレート内で投稿日時のフォーマットを変更する方法。

2014.10.29 / Notes

Drupal 8からテンプレートエンジンがtwigに変更になりましたので、デザインテーマの作成方法も大きく変わりました。
細かい点ですが「node.html.twig」内で投稿日時を任意のフォーマットに変更する際のメモです。

 

一番シンプルな方法としては、テンプレート内でフォーマットを指定することができます。

 

node.html.twig

「createdtime」はタイムスタンプですので、「|」を挟んでフォーマットを指定します。

 

Drupalでは環境設定に日時のフォーマットを登録していて、デフォルトでは「long」「medium」「short」の3種類があります。
この登録済みのフォーマットを指定する場合には「template_preprocess_node」に変数を用意します。

 

THEMENAME.theme(THEMENAMEは実際のテーマ名になります)

「created」という変数(名称は任意で)を設けて、その中に日時のフォーマットを指定した値をいれます。
テンプレート内では次のように記述します。

後者の方法で日時を指定したほうが、メンテナンス性は高いと思います。

Drupal 8のベータ版をインストール。

2014.10.10 / Labs

10月1日にDrupal 8のベータ版がリリースされましたので、早速テスト環境にインストールしてみました。
少しさわってみた範囲ですが、Drupal 7からの変更点は次のようなものがあります。

 

Symfonyのコンポーネントをコアに組み込み
SymfonyフレームワークのいくつかのコンポーネントがDrupalコアに組み込まれました。
サイト構築の際に直接影響が出そうなのは、デザインテーマの作成でしょうか。テンプレートエンジンが「Twig」に変更になったので既存テーマに関しては作り替えが必要です。
Viewsモジュールをコアに組み込み
Drupalでは必須と言えるViewsモジュールがコアに組み込まれました。使用感としてはDrupal 7の時のView 3とあまり変わりません。
コアに組み込まれたことにより、管理ページの一部もViewsで生成されています。
スマートフォン、タブレットへの対応
標準でレスポンシブデザインを採用されていますので、管理メニューが画面サイズによって変化するようになりました。
デフォルトテーマの「Bartik」も、レスポンシブデザイン仕様になっています。
CKEditorをコアに組み込み
記事作成の際のエディタにCKEditorが組み込まれました。
インストールが簡単に
日本語を含む多言語のインストールがより簡単になりました。あらかじめ「.po」ファイルを用意する必要はなくなりました。

フロントページ
管理メニューを含むフロントページはDrupal 7から大きな変化はないようです。
CKEditor
記事作成の際に標準でCKEditorが使えるようになりました。
デザインテーマ
Drupal 7から引き続き「Bartik」が標準テーマです。レスポンシブデザイン仕様になっています。
Views
コアに組み込まれたViewsは、Drupal 7の時と同様に便利です。

 

Drupal 8もベータ版になり、正式版のリリースまでもう少しになりました。
コアにSymfonyのコンポーネントが組み込まれたということで、内部的には大きな変化があったと思います。
Symfony自体は使っていないのですが、同じくSymfonyをベースにしたLaravelを最近使うようになったので、興味深いところもあります。
アルファ版が長かったことを考えると、正式版が出るまでにはかなりの時間を要するかもしれませんが、今後が非常に楽しみです。

MAMP PROでPostfixにGmailを設定のメモ。

2014.09.24 / Notes

MAMP PROのPostfixにGmailを設定して、ローカルからメールを送信する際のメモです。
MAMP PRO
「ユーザー名」「パスワード」は実際にGmailで使われているものを入力します。
Gmail以外でも一般的なSMTPでしたら問題なく送信できると思います。