CakePHP

CakePHPサイト引っ越しの際の注意点。

2014.03.10 / Notes

CakePHPで作成したサイトのサーバ引っ越しは比較的簡単に行えます。
基本的にはファイル一式とデータベースを新サーバにコピーして、データベース情報を「app/Config/database.php」にて、新しい情報に書き換えます。
上記の作業のみでおおむね引っ越しは完了ですが、注意点としては「app/tmp/~」内のキャッシュファイルなどが影響して表示がおかしくなる場合があるので、このディレクトリ内の不要ファイルを削除しておいた方が安心です。

PHPで祝日/イベント対応のカレンダーを作成。

2012.05.12 / Labs

PHPではPEARなどのライブラリを利用すると簡単にカレンダーを作成できますが、CakePHPなどフレームワークをベースに開発している場合、あまり他のライブラリを利用したくないこともあります。
また祝日情報を含むイベント情報を簡単に組み込めるカレンダーとして、シンプルなカレンダーを作成してみました。
サンプルはこちら

 

機能としては指定月のカレンダーを生成し、イベント情報を配列として渡すことで、該当日にイベント内容を表示することができます。
祝日情報の取得の関数「getHolidays()」については、「Googleカレンダーから祝日情報を取得。」をご覧ください。

CakePHPで利用する場合には、コンポーネントとして登録しておくと使い勝手が良いかもしれません。

CakePHPで作るシンプルなアップロードフォーム。

2012.05.08 / Labs

CakePHPでファイルをアップロードするための基本機能のみフォームのサンプルです。使用しているCakePHPのバージョンは2.1.2です。

 

データベースには「uploads」というテーブルを作り、ファイル名を保存するために「file_name」のカラムを設けています。

コントローラーの「UploadsController.php」には、アップロードされたファイル名の一覧のための「index」と、ファイルをアップロードするための「add」アクションを作ります。
(bakeで焼いたものをもとに、手を加えて作成してあります)

ファイルのアップロード処理自体はCakePHP特有のものではなく、通常のPHPの処理になります。途中の「WWW_ROOT」「DS」はCakePHPで用意されている定数で、詳しくはドキュメントページで確認できます。
ここではアップロードされたファイル名のみ、データベースに登録するようにしています。

 

ファイル名一覧のためのビュー「index.php」です。これもbakeで書き出されたものを、さらに簡略化しています。

ファイルをアップロードするためのビュー「add.php」では、フォームのタイプをファイル対応にして、アップロードのためのフォームパーツを出力しています。

モデルの「Upload.php」では、今回は特に処理を行っていません。

上記以外では、「AppController.php」の中で、「Html」と「Form」ヘルパーを読み込んできます。

以上、シンプルなファイルのアップロードフォームの作り方でした。

CakePHP 2.0でユーザーのアクセス権限をチェック。

2011.10.08 / Labs

CakePHP 2.0 RC3でブログのサンプル、ACLを設定した後に、各コントローラーでアクセス権限をViewのテンプレートファイル内(View/Posts/index.ctpなど)でチェックするためのコードメモです。

 

ブログのサンプル、ACLについてはCakePHPマニュアルページの中にあるチュートリアルを参考に設定してみました。(ACLチュートリアルの説明は難解ですね。かなり苦戦しました・・・。)
CakePHPブログチュートリアル(英語)
ACL を制御するシンプルなアプリケーション(英語)

 

チュートリアルで作成したブログのコントローラ「PostsController.php」のbeforeFilter()の中に下記のコードを記述することで、閲覧しているユーザーのアクセス権限をチェックし、「create」「read」「update」「delete」の各アクションの権限の有無を配列にして、Viewへ渡すデータにセットするようにしています。

 

Viewのテンプレート上では次のように利用できます。

ユーザーの権限によって、編集や削除のリンクを、表示/非表示にしたい場合などに使えるかなと思います。
他にもっと良い方法があるかもしれませんが・・・。

CakePHPで「home.ctp」のレイアウトを変更。

2011.05.25 / Notes

CakePHPでトップページの表示を変更するには「app/views/pages/home.ctp」を書き換えることで可能です。
この場合レイアウトは、自動的に「app/views/layouts/default.ctp」を利用します。

 

通常レイアウトの変更には、コントローラーのアクションに「$this->layout = ‘default’;」といった感じで、任意に変更ができるのですが、もともとコントローラーを作成しないトップページの場合では、簡単にレイアウトの変更ができません。

 

そのための解決方法として、トップページの表示を担うコントローラーをCakePHPコアのライブラリからコピーして、一部修正することにします。
はじめに、コアに含まれるライブラリ「cake/libs/controller/pages_controller.php」を、「app/controllers」にコピーします。

 

「pages_controller.php」内のdisplayアクションは次のようになっています。(バージョン1.3.8)

このdisplayアクションに、レイアウトを指定する記述を追加することで、トップページ用のレイアウトを変更できます。

上記の例では、ページのパスが「home(トップページ)」の場合に、「home」レイアウトを利用するようにしています。
後は「app/views/layouts」フォルダに、テンプレート「home.ctp」を作成すればレイアウトの変更が可能になります。