CMS

Drupal 7の正式版が登場しました。

2011.01.05 / Notes

本日Drupal 7の正式版が登場して、オフィシャルサイトよりダウンロードが可能になりました。

 

早速、ローカル環境(MAPP)にインストールし、併せてDrupal 6のころから使っていたモジュールもいくつか試してみました。
今のところ各モジュールのバージョンは正式なものではなく開発版が多くを占めているので、うまく動作しなかったり、インストールの段階でエラーになったりするものもあります。

 

ざっくり触ってみたところ、一番印象的なのは管理がしやすくなったところでしょうか。Drupal 6のころはメニューが深く、目的の項目にたどり着くまでが煩わしかったですが、Drupal 7ではメニュー構成も含めて、よく考えられているように思います。
またモジュールのアップデートも管理画面上で行えるので、ずいぶん楽になりました。
そして何より、既に日本語版として利用できるのは非常にありがたいです。翻訳していただいている方々には感謝です。

 

Drupal本体は正式版となりましたが、主要モジュールの正式版が登場するまではもうしばらくかかると思うので、当面はDrupal 6が活躍しそうです。

 

drupal.org

WordPressのページ機能を活用。

2010.12.19 / Notes

WordPressには通常の投稿以外に、固定ページを作成するためのページ機能があります。
通常の利用では投稿した記事ページとあまり差がないようですが、テンプレートを切り替えることで、ページ機能の使い道の幅が広がります。

 

ページ機能で作成したページすべてに利用するためのテンプレートは「page.php」となりますが、各ページ個別にテンプレートを切り替えるには、ページスラッグを後に続けて「page-one.php」「page-two.php」となります。
WordPress
ページ機能テンプレートの本来の使い方は、WordPressの投稿フォームで入力した内容を自由なデザインで表示するためのものですが、WordPressでの入力内容を全く利用せずに、純粋なPHPページを表示するという使い方もあります。
WordPressで用意されているテンプレートタグ「the_title()」「the_content()」を使わないで、直接ページ機能テンプレートに内容を記述していきます。

 

例えば全画面フラッシュのページなど、投稿フォームでは作成が難しい場合や、他のプログラム用にXML出力ページに有効です。
もちろんページ機能テンプレート内ではWordPressのテンプレートタグも使えるので、より柔軟な静的サイトの作成に応用できます。

Drupal 7をローカル環境にインストール。

2010.10.16 / Labs

先日公開されたDrupal 7のベータ版をローカルのテスト環境(MAMP)にインストールしてみました。
インストールの流れは、おおむねDrupal 6のときと同じでした。日本語の言語ファイルはDrupalのTranslateサイトのものを利用させていただきました。

 

言語ファイルの取り込みは、ダウンロードしたpoファイルを「profiles/standard/translations/」ディレクトリに配置してインストールを行えばよいという認識だったのですが、インストール実行中にエラーが表示され進めることができなかったので、一旦英語版の状態でインストールを完了し、管理画面の「環境設定 > インターフェースの翻訳」よりpoファイルをインポートして、日本語の言語ファイルを取込みました。
インポートには、予めコアモジュール「Locale」を有効にしておく必要があります。

 

デフォルトのフロントページはこんな感じです。
テーマは新しく導入された「Bartik」というテーマです。
Drupal 7
Drupal 6に比べて大きく違うのは、上部に管理メニューが表示されていること、デフォルトテーマが変わったことです。
従来のテーマ「Garland」も含まれているので、メニューの「テーマから」変更することもできます。
Drupal 7
管理画面も大きく変わり、通常ページに対してレイヤーで表示されるようになりました。
非同期通信で管理画面を遷移していくので、体感的には表示がクィックになったように思います。
Drupal 7
Drupalで最も重要なモジュールの一つ「Views」も、Drupal 7用の開発版が利用可能です。
ViewsのインターフェイスはDrupal 6のものと大きな違いはありません。機能的な部分はまだ触っていませんが、見た感じは若干項目が整頓されています。
Drupal 7
Drupal 7になってCCKモジュールは本体に統合されました。フィールドのタイプも、ファイル、画像などが追加されて、より使いやすくなっています。
ノード参照、ユーザー参照が含まれていないようですが、これはベータ版だからかな?
Drupal 7
ちなみに管理画面のレイヤー表示はコアモジュールの「Overlay」を無効にすることで、これまで通りの表示に戻すことができます。
Drupal 7
レイヤー表示では上下左右に余白ができるので、小さなディスプレイでは使いにくいという場合には、こちらの方がよいかもしれません。

 

軽く触ってみた感じでは、管理画面のメニューが整頓されたり、レイヤー表示であったりと、サイトの更新においてずいぶん使いやすくなったと思います。
CCKが統合されたことで、これからDrupalを始める方にとっても、Drupalの拡張性の高さを直ぐに感じることができるのではないでしょうか。
現在はまだベータ版なので、バグのようなものも若干見られます。
しばらくはテーマ作成など取り組んでみて、2011年の前半あたりに正式版の登場を期待したいです。

 

drupal.org

Drupalでプロフィール情報を取り出す時のメモ。

2010.04.22 / Notes

Drupalのコアに含まれるプロフィールモジュールではユーザに関連するデータ、本名や電話などを追加で作成できます。プロフィールモジュールで作成したカスタムフィールドを、データベースから直接取り出す時のメモです。
この情報をノードタイプのviewsやcontemplateで使いたい時に、下記のように記述して直接データベースから取得しています。

viewsでコンテンツにCCKのユーザ参照がある場合は、リレーションシップにした方が簡単です。

カスタムフィールドを簡単に扱うプラグイン。

2010.01.28 / Notes

WordPressで本文のほかに追加情報を扱えるカスタムフィールドを簡単に扱えるプラグイン、Get Custom Field Valuesの使い方です。
テーマのテンプレート内で「value」という名前を付けたカスタムフィールドを出力するには、次の様に記述します。

初めの「function_exists」では、Get Custom Field Valuesのプラグインが有効になっているかどうかを確認して、有効の場合は「value」のカスタムフィールドの有無を確認して出力します。
このサイトでも応用していますが、記事リストでのサムネール画像の表示などに使うと便利です。

 

Get Custom Field Valuesプラグインページ